一般社団法人Families Change ふぁみちぇんです。 ふぁみちぇんは親子交流支援団体で、離れて暮らす親子の交流が両親だけでは行えないケースにおいて支援をしています。
前回のブログに引き続き今回も卒業ケースのご紹介です。
小2から中1まで5年間かかりましたが、このたび卒業することになりました。
最初はプレイランドでの受け渡し見守り支援、月1回2時間です。
1年前までは宿泊付きで会えていたのに・・・
パパは他県から新幹線で来られます。
2回ほど行ったところで父母間に問題が生じ、1年間空いてしまいました。
その後コロナ禍の影響でZoom によるオンライン交流1時間に変更。
パパは毎回会話に苦労し、お稽古中の英会話を交えたり、オンラインで子どもの好きな将棋ゲームをしたりと工夫を凝らします。
オンライン交流を1年弱行い、プライベート支援ルーム「おむすび」で直接会えることに!
「おむすび」では、お料理やお菓子つくりをしました。
毎回子どものリクエストに応え、おむすび、オムライス、バレンタインチョコ、ピザトーストなどを作りました。
材料の準備にはママも協力してくれます。
次は見守りなしの受け渡しのみの支援です。
まだ時間は2時間なので遠出はできません。
今まで行けなかった焼き肉やピザを食べに行ったりお買い物に行きました。
次のステップは「親子交流フリープラン」
受け渡しは一時預かり託児所を利用しますが、時間は長くなったので、パパと言ってみたかったところにたくさん行きました。
猫カフェ、レゴランド、動物園、水族館など。
フリープランからもステップアップ。
子どもが大きくなったので、マンションのエントランスまで下りていきパパが送迎することに。
支援は連絡調整だけになり、ずっとパパと一緒に行きたかったレジャープールに。
「パパとプールサイドで焼きそばやかき氷が食べたい」とずっと言っていました。
小学校卒業祝いに宿泊付き交流でディズニーランドに行きました。
中学になり毎月宿泊交流が可能になり、夏休みには飛行機に乗り遠くに住む祖父母やいとこにも会いに行きました。
中学生になって、携帯電話を子どもが持ち直接連絡できるようになったら。。。
夏休みに4泊5日をパパと過ごし、子どもの気持ちが決まったのかな?
ママから「娘と父親がLINEで繋がることができました。直接やり取りすることになりました。」と連絡がありました。
長い道のりでしたが、父親が心折れず、あきらめず、無理をせず待った結果かと思います。
父母間の信頼関係が崩れていたところからの出発でしたが、こつこつと約束を守り続けることで回復していったのだと思います。
父母間にはいろいろあったとは思いますが、子どもにはお互いの悪口を言うことなく交流を続けてきました。
本当にお疲れ様でした。
まだまだ不安な時は何でも相談してくださいね。
ふぁみちぇん 今枝朱美