親子交流(面会交流)時のプレゼントについて思うこと

親子交流(面会交流)時のプレゼントについて思うこと

ふぁみちぇんでは父母両者の合意が無い場合、子どもへのプレゼントは禁止としています。
逆に言えば合意していれば毎月でもOKですし、子どもに欲しいものを聞く仲介もしています。

合意の無いプレゼントを禁止していることを、子の福祉に反しているとか片親阻害に加担しているとか批判されることもありますが、やはり面会交流はものを与えることより親子の交流の時間を大切にして欲しいと考えています。

ふぁみちぇんの支援の基本は、両者が合意した面会交流の条件を満たしながら支援することなので、合意のない支援はできないというシンプルなルールなのです。

プレゼントと言えば、5年ほど前に他団体の話を聞いて驚いたことがあります。
交流時に父親が1年生の子どもに「お誕生日プレゼントに何が欲しい?」と尋ねたところ、「ブルーレイプレイヤーが欲しい」と答えたとのことです。10万円程するものでした。

その後にYouTubeで「100万円くれないとお父さんに会いたくない!」と子どもに言われた別居親の話を目にしました。
とても子どもの意思で言っているとは思えず、それを言わなければいけない子どもの気持ちを考えると、生きていくすべとはいえ悲しい話だと思います。

最近は身近でも耳にするようになりました。
50万近くする商品の品番指定をしてきたり、10万近くするものを要求してきたり。
それで「それはちょっと買えない。」と話すとやはり「買ってくれないならもう会わない。」と子どもが言っています。
子どもは父親と母親の顔をどんな気持ちで見て何を思うのでしょう。

他には子どもへのプレゼントの合意はしていましたが、顔を見ることも出来ないと言われている相手方に、毎月食べ物や日用品を買ってきて渡して欲しいと持ってくるケースもありました。

地下鉄で来ている幼稚園児を含む3人の子どもたちそれぞれに、キャリーケースいっぱいのプレゼントを持たせる親もいました。

あげたいのに受け取ってもらえない話ばかりではなく、あげられないのに欲しいと言われたり、いらないものを受け取らなければいけなかったり、プレゼントにまつわるトラブルは後を絶ちません。

それぞれの約束事にふぁみちぇんは介入できないので、両者の合意の無いことはできないというルールを決めています。
どうかご理解ください。

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