支援会員のみなさま、いつも支援活動にご参加いただきありがとうございます。
名古屋市女性学習活動研究委託勉強会、10月8日は「第4回子ども立場から」。
第1回は支援者の立場、第2回は別居親の立場、第3回は同居親の立場を勉強しました。
ふぁみちぇんの支援員の中には親の離婚を経験した子ども立場の方も何人かいます。
と言っても皆さん自分の面会交流に支援を利用したわけではなく、問題なく離れて住む親と会っていて、面会交流を支援する立場になって初めて「あれが面会交流だったんだとわかった」と言った感じや、「親とは会ったことが無く、自分は面会交流をしていなかったと知った」と言った感じです。
それを踏まえて面会交流についての考えや支援についてを聞かせてくれました。
(長文のお手紙からピックアップしました)
20代女性(妹あり)
小学校から高校まで月1回のペースでずっと父親と面会交流をしていた
〈面会交流をどう感じていたか〉
私はもともとお父さん子であったので、毎月素直に嬉しかった楽しかったです。
〈面会交流を振り返ってみて〉
面会交流を続けてもらえてよかったなぁと思います。
父と母の仲は悪いけど、自分はきちんと愛されているんだなと感じられました。
成人となった今は自分で選択して父親と暮らしているそうです。
20代男性 (面会交流を行ったことは無い)
私が常の感じていることは、子どもの気持ちを一番に考えることを忘れないでいて欲しいということです。親が自分の気持ち優先で子どもの願いを叶えることができないことがあれば悲しいです。
ただ、面会交流が良いことであると思う一方で、行っていない子どももいることを忘れないで欲しいです。
支援をしている子どもたちが、将来少しでも覚えていて、自分たちのためにこんなに沢山の大人が携わってくれたんだと感じてくれるだけでも意味があると思います。私はそれを願いながら、普段の支援に携わっています。
当事者ならではの重い意見を投げかけてくれました。
グループワークでたくさん意見を出し合い話しました。
今回の勉強会では、立場の違いでいろいろな思いがあること、自分の少ない知識や経験で決めつけてはいけないことを知って欲しかったので、第4回もとても有意義な勉強会になりました。