利用会員様の声 別居親 父親 30代
【初回を思い出して】
ふぁみちぇんを利用することになったのは、調停で決まった相手の要望です。
最初はもちろんこんなことは大反対。自由に会いたいのに、日にちも時間も場所も限定されるなんて考えられないし、親子の自然な時間じゃなくなるし、監視付きなのも嫌でした。
それでも調停で決まったことだったのでこの条件を吞むしかありません。
初回は最後に別れてから一年半ぶりだったので、子どもが泣くかもしれないと、とても緊張していました。しかし、支援員さんに連れられた子どもは満面の笑みで、恥ずかしそうに近寄って来てくれました。
会えてしまえばまわりは全然気にならなくて、純粋に嬉しかったです。元気に暮らしていることや、相手がしっかり育ててくれていることが、笑顔を見た瞬間にわかりました。
「会えてよかった」それが一番の正直な気持ちです!
【回数を重ねて】
支援があると次にまた会えるという安心感があります。自分だけでは不安で仕方がなかったと思います。相手としても、決まったことだし、支援もついているのでちゃんと続けようと思ってくれます。
毎回楽しいところで遊べるし、子どもの笑顔を見られる幸せを感じています。
一緒に暮らしていないので、何に興味があるのかわからず子どもとの会話には苦戦しますが、支援員さんからのアドバイスもあるので助かります。
父親としての自覚を持てるのも、こうして定期的に会っているからこそだと思います。
【卒業が近くなり】
支援を利用し面会交流を続けてきて、最近ではずいぶんと子どもの成長を感じられるようになりました。上の子は少し照れくさそうにするし、時間を気にしたりできるようにもなってきました。立派に育っていて相手には感謝しています。
支援が無かったら会うことが途切れていたかもしれない、成長を見続けることができなかったかもしれないと思うと本当にありがたいです。
自分としても、今となって思い返すと最初は会いたい気持ちが先走っていましたが、この頃は子どもの都合もあることを考えられるようになりました。
そして、子どもたちは元気に暮らしているのだから、連絡が取れる状態ならいいとさえ思えるようになってきました。
支援を卒業しても、まだまだ自由にとはいかないと思いますが、子どもが大きくなり自由に会えるようになったら、小さい時に喜んでいた夜の祭りに連れて行ってあげたいとか、一緒に旅行したいとか、夢は膨らみます。
*利用会員さんへのインタビューを書き起こし、確認をとり掲載しています。