面談時にお話しする卒業に向けてとは

面談時にお話しする卒業に向けてとは

ふぁみちぇん利用会員のみなさま、いつもルールを守ってのご利用ありがとうございます。

面談時に「ふぁみちぇんの支援は卒業を目指しての支援です。」とお伝えしていますが、始められたばかりの方や長く同じ支援方法が続いている方にとっては、「どのように卒業を目指せばいいのだろう?」と疑問や不安に思われていることだろうとお察しします。

まず、支援を利用する方たちは相手との信頼関係に何かしらの問題を抱えていると思います。

その問題点がケースによって違います。

①父母間での言葉のやり取りに不信感がある場合。決まったことを守らない。なんでも否定してくる。話をすり替える。コントロールしようとする。こんなケースは父母間での連絡調整が難しいです。

②父母間での態度や行動や人間性に恐怖感がある場合。DVやモラハラがあった。不倫などの裏切り行為があった。親や親戚間のトラブルがあった。ある日突然子どもが居なくなった(子どもと家を出た)。こんなケースは相手と接触する子どもの受け渡しが難しいです。

③親子の関係に不安や不信感がある場合。ほとんど同居をしていない。同居時に子どもに興味を示さなかった。夫婦喧嘩を見せたり子どもを怒鳴りつけていた。子どもに相手の悪口を言って自分に引き寄せようとする。こんなケースはなかなか見守り支援が外せません。

このように書くと、同居親の言いなりになれというのか、という声が聞こえてきそうですが、お互いさまのところが多いと思います。また、いつまでも同居時の関係を引きずりすぎで、もう元の形に戻る事は無いのですから、夫婦の関係から子どもにとっての親同士の関係に切り替えてください。

①②③の支援がすべて外れて父母と子どもでできるようになれば完全な卒業です。

①連絡調整ができるようになる。
自由にいつでも電話できるようになることまでを目指さないでください。面会交流の日程調整や子どもの行事や重要な連絡ごとがGメールなど一つのツールでできれば良しとしてください。はじめは支援員とのグループラインで練習していただくこともあります。

②受け渡し方法が変化していく。
1年2年と面会交流を支援を付けて行いながら、時が気持ちを静めてくれたり、相手が誠実に面会交流に向き合う姿勢から葛藤が低くなっていくこともあります。支援員立会いの下で子どもを受け渡しできるようになるケースもあります。また、受け渡しのみを託児所を利用し、縛りのない時間で面会交流を行うプランも始めています※。

③見守りが外れる。
子どもには良いパパだったというケースでは、見守りは比較的早く外れます。2時間を食事に行ったりお買い物したり、近くに遊びに行って自由に過ごすこともできるようになります。また、託児所受け渡しプランを利用すれば、一日最大7時間の交流やお泊りしての交流も可能です※。

※託児所受け渡しプランについては、現在利用会員の方限定プランですので、卒業目前でふぁみちぇんが大丈夫だと判断した方にはお勧めしていますが、お聞きになりたい方は個別にお問い合わせください。

3~5回の利用で面会交流の方法を理解し、これなら支援を使わなくてもできると両者ともに判断し卒業される場合もあります。徐々にでも①②③のどれから外してもよいのですが、何と言っても両者の同意が必要です。その場合自分の意見を無理に押し通そうとするより、相手の意見を尊重することにより結果として早く卒業されていくことの方が多いように思います。

ふぁみちぇんは卒業に向けての支援をしています。

名古屋の面会交流サポートふぁみちぇんFamiliesChangeファミリーチェンジ離婚後の面会を両親が会うことなく円滑で安全に子供と面会してもらうためのシステムです。